●能楽部は何をしているサークルなんですか?
A.日本の古典芸能『能楽』の実演・研究・鑑賞を目的とするするサークルです。この中でも能の実演を主に行っており、活動の集大成として春の『立命薪能』と秋の『立命能』では部員のみで能舞台を学内に製作し、学生による能を行います。
●能とは具体的にどのようなものですか?
A.捉え方によりますが、まずは一種の演劇とみなせます。また演劇の要素と同じくらい音楽(声楽、器楽)・舞踊としての要素も重要です。クラシックな芸能であるので舞台上での集中力も要求されますが、そのために体力も重要です。知力・体力・教養を総合的に身につけられる、なかなかない課外活動と言えるでしょう。
●能と歌舞伎との違いは?
A.歌舞伎と言えばともかく派手なセリフ・化粧といった印象がありますが能ではそのような派手な外見は必須のものではありません。能の方が歴史が古く、江戸時代に入ってからは武家の式楽として発展しました。これに対し、歌舞伎は江戸時代に町人の娯楽として、能からも題材をとりつつ発達したものです。形だけなら素人にも真似が出来る簡潔性も能の特徴と言えるかも知れません。
●どのような練習をしているのですか?
A.部の活動の中では謡(うたい)と呼ばれる能独特の発声・台本読みの稽古と、舞の稽古を主に行っています。低回生で学ぶ舞は仕舞と呼ばれる簡単で短い舞です。能というと能面・装束をつけての長丁場の演劇を想像しがちですが、能一曲のシテとして舞台に立つのは上回生からになります。
●どのような舞を舞うことになりますか?
A.能は仮面劇であるので、性別・年齢等に関係なく様々な種類の役柄を演じることができます(これは仕舞、舞囃子といった面を使わない略式の演能でも同じです)。立命館大学能楽部では、低回生のうちは様々な傾向の仕舞を経験してもらい、3回生ごろから、得意・不得意、また上達の程度などを考慮しながら自分の舞う曲を選ぶようになります。
●楽器(お囃子)は習えますか?
A.部内でお囃子の稽古は行いませんが、2回生以上の部員の中には外部の教室でお囃子を習っている人もいます。習いたい場合先輩に紹介してもらえます。発表の場も学内で設けています。
●狂言は習えますか?
A.現在残念ながら実演の面では狂言は行っておらず、シテ方の能を中心に行っています(狂言の研究・鑑賞は行います)。ただし狂言師のOBがいるので、もしかすると習うチャンスはあるかもしれません。
●古典の知識は必要ですか?
A.必ずしも必要ではありません。むしろ体力と気力の方が重要でしょう。能楽部に入るまで能を見たことがなかったという人の方が多く、また理系部員の卒部実績もかなりあります。
●現部員の入部動機は?
A.「何か新しいことをやってみたかった」「和の雰囲気に引かれて」「着物がかっこいい」などなど。前述のとおり、最初から能楽のことを知っていて入部した人は少数派です。そんな人たちでも今は立派になじんでいます。
●いつから舞台に立つのですか?
A.前述のとおりいきなり能のシテをするわけではありません。謡(うたい)の連吟では1回生の6月ごろから、仕舞では1回生の11月ごろから舞台に立ちます。2回生でワキとして能の舞台に立つことが出来ます。3回生以上で舞囃子、また能のシテを担うことになります。
● 必要なお金や物はありますか?
A.月々の部費は1200円です。この他には発表会の前に若干の負担金が必要になります。日常の道具としては扇と足袋が必要です。また発表会では、能のシテなどは装束をまとい、その他の部員も紋付・袴の和装となるため、和装用下着などが必要になります。ただし装束は借り物であり、また高価な紋付や袴は部が貸し出すため必要ありません。
●アルバイトとの両立は出来ますか?
A.出来ます。大半の部員が何らかのアルバイトをしています。また、部からのアルバイト斡旋もあります。たとえば、女の子なら能楽堂でのアナウンス等能楽部独特のものがあります。やる気があれば、十分両立出来る範囲です。
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